最近は、落ち着けそうなレストランを選んで、食事に行っている。もちろん、元気で賑やかなお店からエネルギーをもらうこともあるのだが、最近は落ち着きたい気分なのである。
兵庫県芦屋市に家庭的なイタリアンレストラン「da ueno」がある。JR芦屋駅の北側のアーケード街の中にある、まさにトラットリア(イタリア語で「大衆食堂」の意)と呼べそうな、暖かな雰囲気のレストランである。
このアーケード街を歩いていて、たまたま見つけたお店だが、ランチの価格もリーズナブルで、ここのところ気に入って、何度か食事に行っている。
パスタもイタリア産のものを使っておられるようで、ランチのパスタは細麺。トマトソースだったり、オリーブオイルのペペロンチーノだったりと基本的なパスタはいくつかの種類がある。
細麺だからなのかイタリア産の麺だからなのかわからないが、トマトソースやオリーブオイルが細麺にまんべんなく絡み合って、非常に食べやすい。ツルツルっと、あっという間に食べてしまう。
食後の珈琲もイタリアンコーヒーで、苦みが強いが、それがコクを感じさせ、パスタの味付けのガーリックを中和してくれるような味わいで、とても気に入っている。
このお店が何故こんなに気に入ったのか、というと、食事が美味しいことはもちろんだが、客層も含めて店内が落ち着いた雰囲気だということが大きい要素となっている。
お客さんは老若男女、幅広い客層で、特にご高齢のお客さんに選ばれている、ということが落ち着いた雰囲気を出しているのかもしれない。土地柄なのか、ご高齢の方々の会話も振る舞いも上品で、お店の雰囲気に合っている。
再訪してみたいと思えるレストランである。こうやってお気に入りのお店を増やしていくのは、楽しいものだ。