2024年の個人的なテーマとして「自分のデジタル情報を自分で管理・コントロールできるようにする」ということを掲げている。
1995年頃にインターネットが登場し、2000年代中盤あたりから、フリーミアムのビジネスモデルでのオンラインサービスが活況になってきた。例えば、GoogleのGmailや、旧Twitter、Facebookといった大手ソーシャルメディアなどなど。
当時は「無料で使えるし便利だなあ〜」と思っていたが、それは個人の検索履歴やメールの内容、ソーシャルメディアへの投稿内容および位置情報などが広告へ利用されることとのトレードオフであり、そこに嫌悪感を抱く人も増えてきた。私もそのうちの一人だ。
では、いま使っているメジャーなオンラインサービスの代替案はあるのか、ということを探求した結果、ある程度、代替できるようになったので、備忘録として記しておこうと思う。
メール
Gmailから自分のドメインのメールアドレスに変更した。ブラウザでGmailにアクセスした時に個人に最適化された広告が出てくるのがやはり気持ち悪いと感じるようになった。
これはすんなりと移行できた。
ブラウザ
ブラウザは、Brave, Vivaldi, DuckDuckGoを中心に。それぞれ広告をカットできるのがありがたい。
ちなみにDuckDuckGoには、Email Protection機能があり、これは本来のメールアドレスへの転送機能なのだが、広告トラッカーを削除して転送してくれる。メールマガジンへの登録の際にもこの機能を使えば、自分の本来のメールアドレスを知られることもないので便利。
検索エンジン
GoogleからDuckDuckGoやStartpageに変更した。どちらもプライバシーを重視した検索エンジンである。
特に、StartpageはGoogleの検索結果を出してくれるが、検索時に個人情報を直ちに削除してくれるのがありがたい。
メッセンジャー
LINEからSignalに移行した。
メッセンジャーとしての機能はほぼ同じなので、全く問題はない。テキスト、画像、動画も送受信できるし、無料の通話機能もある。スタンプ機能もあるしね。
ソーシャルメディア
旧TwitterやFacebookといった中央集権型のSNSは、その運営企業の方針次第で右往左往するし、情報を全て把握されるので、分散型のMastodonやNostrに引っ越した。これまた特に支障はない。というか、誹謗中傷や言い争いを強制的に目に入れなくて済むので、むしろ楽しい。精神的にヘルシーになったなと思う。
メモ帳
Google KeepメモからObsidianに移行した。
Google Keepからの引っ越しは、Obsidianのヘルプページを参考にして実施したが、すんなり移行できた。
Obsidianで最も気に入っている機能は「データをローカルに保存できる」こと。PCやスマートフォン本体に保存でき、オフラインでデータにアクセスできると、動作も軽くなるし、ネット接続に依存しなくていいので助かる。オフラインでガシガシ書けるのが嬉しい。
あとがき
…ということで、ITのBig Techのサービスを使わなくても、案外いろいろと代替サービスはあるものだ。
ただ、なかなか代替案がないのが、スマートフォンのOS。AndroidもLinuxベースなのだが、Ubuntu Touchを入れて冒険してみたいとも思っている。
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